制度のご案内ウクライナを知る・学ぶ手仕事・工芸

CRAFTS & HANDWORK

手仕事・工芸

刺繍、陶器、木工、織物、金属、ガラスなど、素材と技法に向き合う手仕事の知恵を学びます。

13の学習モジュール

「基礎 → 地域・テーマ → 深掘り」の順に、興味のあるテーマから自由に読めます。

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基礎

最初に押さえたい言葉、場所、文化の見方から始めます。

イヴァン・ホンチャー博物館に展示された20世紀中頃の刺繍入り女性用シャツ
キーウ州の刺繍入り女性用シャツ(20世紀中頃)。 写真:Riwnodennyk/CC BY-SA 3.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 01 / 基礎

伝統的な刺繍(ヴィシヴァンカ)

ヴィシヴァンカを、地域ごとに異なる布・糸・文様・技法の組合せとして学びます。刺し方が生む立体感や透かし、衣服と暮らしの中での用途、職人と教育機関による継承までを、実物資料に即して読み解きます。

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フツルの伝統的な彩色陶器で作られた靴形の装飾品
フツルの彩色陶器による靴形の工芸品。 写真:MSha/Public domain (PD-self; copyright holder dedication)Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 02 / 基礎

伝統陶器の歴史(コスィヴ陶器)

カルパチア山地のコスィヴ陶器について、灰色の地元粘土から白い化粧土、線刻、金属酸化物の彩色、焼成へ進む工程をたどります。器の図像が地域の暮らしを伝え、家族工房と教育機関が技術を継ぐ仕組みも学びます。

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テルノーピリ州ザズドリスチ村の家に残る彫刻入り木製ベッド
ザズドリスチ村の室内に残る、彫刻を施した木製ベッド。 写真:Mykola Swarnyk/CC BY-SA 3.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 03 / 基礎

木工と建具技術

木の器や家具を作る木工、表面を彩る彫刻、建物を支える継手を一続きの知恵として学びます。森林資源と地域差、カルパチアの横積み丸太構法と複雑な隅仕口、フツルなど各地の彫刻表現を実物と建築から確かめます。

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2

地域・テーマ

地域や分野ごとの違いを比べ、知識を横につなげます。

木皿の上に置かれた、青地に多彩な文様を描いた二つのウクライナのピサンカ
伝統文様で彩られたウクライナのピサンカ。 写真:Yevtushuk Victor/Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International (CC BY-SA 4.0)Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 04 / 地域・テーマ

復活祭の卵「ピサンカ」

卵に蝋で線を描き、染色を重ねて模様を現すピサンカの技法を学びます。復活祭と結び付いた季節の習慣であると同時に、地域や家族ごとの図柄、贈り物、共同制作を通じて広く受け継がれる装飾文化として理解します。

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ラドミリア民族公園で薄織物を織る伝統的な織機と作業風景
ラドミリア民族公園で行われる伝統的な薄織物の機織り。 写真:Rina.sl/CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 05 / 地域・テーマ

織物と染色の歴史

亜麻・麻・羊毛を糸にし、織機で布やルシュニク、キリムを作る歴史をたどります。縦型と横型の織機、地域ごとの文様、天然染料から工業染料への変化、家庭・工房・学校を通じた技術の継承を結び付けて学びます。

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ウクライナで金属作品を鍛造する鍛冶職人
金属を成形して作品を作るウクライナの鍛冶職人。 写真:Віталій Попков/CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 06 / 地域・テーマ

金属細工と工芸

鉄を熱して形を変える鍛冶と、銅・真鍮などを鋳造、打出し、彫刻する装飾金工を比べます。農具や建具を支えた村の鍛冶場から、胸飾りドゥカチに見える複数素材と技法まで、用途と製法の関係を学びます。

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リヴィウのガラス博物館に展示された花を表すガラス作品
リヴィウのガラス博物館に展示された花のガラス作品。 写真:Ольжич Мушинський/CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 07 / 地域・テーマ

ガラス工芸の歴史

10〜13世紀の装身具や器から、吹きガラス、糸状装飾、エナメル彩、切子、彫刻へ展開した歴史を学びます。リヴィウとチェルニヒウの産地、動物形の容器、工場製品との競合後の再展開を博物館資料と結び付けます。

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ポクロウシケ郷土博物館に展示された木製・金属製の伝統農具
ポクロウシケの博物館に残る、木と金属を用いた伝統農具。 写真:Atoly/CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 08 / 地域・テーマ

農具と天然素材

鋤、犂、鎌、草刈り鎌などの農具を、耕起・収穫・脱穀・貯蔵の流れの中で捉えます。木、鉄、柳、藁、亜麻、麻、羊毛、粘土といった身近な素材が、地域の自然条件に応じて道具、籠、布、住まいに変わる過程を学びます。

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布切れと糸を巻いて作られた複数のウクライナのモタンカ人形
布と糸を巻いて作る、ウクライナのモタンカ人形。 写真:Candrichuk/Public domain (PD-self; copyright holder dedication)Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 09 / 地域・テーマ

玩具と人形(モタンカ)

木、粘土、藁、草、布など身近な材料から生まれた玩具と、布を巻いて作るモタンカを学びます。子どもの遊び、手仕事の練習、地域の習慣という複数の役割を区別し、古代像との直接的な連続を断定しない資料の読み方も身に付けます。

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3

深掘り

資料の読み方、保存、現代とのつながりまで考えます。

花鳥文様のペトリキウカ塗りを実演するウクライナ人芸術家オクサナ・ピクシュ
オクサナ・ピクシュによるペトリキウカ塗りのワークショップ。 写真:Mykola Swarnyk/Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International (CC BY-SA 4.0)Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 10 / 深掘り

ペトリキウカ塗り

ドニプロペトロウシク州ペトリキウカで育った装飾画を、幻想的な花、鳥、実、曲線の組み合わせと、家や生活用品を彩る実践から学びます。家庭・学校・作り手の共同体が技法を伝え、新しい媒体へ広げる姿にも注目します。

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イヴァン・ホンチャー博物館に展示されたフツルの伝統的な革靴ポストリ
フツルの伝統的な革靴「ポストリ」の博物館展示。 写真:Навка/CC BY-SA 3.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 11 / 深掘り

伝統的な皮革工芸

なめした革と羊皮が、靴、外衣、幅広の腰帯チェレス、小袋タビウカなどに変わる皮革工芸を学びます。縫製、型押し、編み、金属象嵌といった技法を、産地の記録と博物館の実物資料から読み解きます。

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ヤレムチェの工芸市に並ぶ現代の民俗工芸品
2021年、ヤレムチェの工芸市に並ぶ民俗工芸品。 写真:Качуровська/CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 12 / 深掘り

現代のクラフトマンシップ

現代のクラフトマンシップを、古い形の複製ではなく、材料の知識、手の技、地域の意味を学び直し、今の用途へ生かす営みとして考えます。職人と学び手、博物館、学校、市場が技術の継承を支える方法を学びます。

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2011年にオピシニャで開かれた陶芸祭で、色鮮やかな陶器が並ぶ展示テント
オピシニャの陶芸祭(2011年)。撮影:DenysZ、Public domain、Wikimedia Commons。 写真:DenysZ/Public domainWikimedia Commons/加工:縮小のみ(トリミングなし)

MODULE 13 / 深掘り

手仕事・工芸|全コンテンツ網羅版

刺繍、陶器、木工、織物、金属、ガラス、天然素材の道具、玩具、皮革、現代クラフトを、材料の採取から加工、使用、修理、継承まで一続きの知恵として学びます。地域差と現代の再創造を尊重し、完成品の見た目だけでは分からない工程と担い手を読み解く総合モジュールです。

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